トクホの簡易版の登場?!
2014年6月2日(月)
名古屋の行政書士|簡易版トクホ!?
2014年6月2日
2014年5月31日の日経新聞にて
食品の機能性表示について、届け出るだけで使用できる簡易な制度ができるとの記事がありました。
許可が必要となる「トクホ」とは区別される模様です。
消費者庁は、今年度末までに導入を目指すそうです。
特定保健用食品(トクホ)とは
「体脂肪を減らすのを助ける」
や
「糖の吸収をおだやかにする」
などの
食品の成分が体にどのように良い効果をもたらすかを表示するためには「特定保健用食品(トクホ)」の許可を受けなければ、表示することができず、
この許可には、企業が研究成果等を示す資料を提出し、国の審査を通過しなければなりません。
そのため、企業にも膨大な研究費用や労力がかかっていました。
新制度について
この審査の負担を軽減するために設けられようとしているのが今回の新制度です。
トクホとしては許可が難しかった肉や魚、野菜にもこういった表示がしやすくなる見込みです。
ただし、あくまで簡易な制度であって、表示できる範囲は狭くなります。
表示できる内容は「健康維持・増進」に関する内容のみのようです。
例えば、
「骨の健康を保てる魚」
や
「歯の状態を維持する牛乳」
などが想定されております。
これよりも大げさなことを書くと、食品表示法に違反するとして回収などを命じられる可能性があります。
これらの機能について書かれた研究論文等を提出することで自ら研究することなく、これらの表示が使えるようになります。
ぜひこれらの表示を利用して、消費者に食品の良さをしっかり、誤解させることなく伝えてあげてください!!
専門家である行政書士にもお気軽にお問い合わせください!