特定技能@最新情報
2019年5月27日(月)
1.「介護」、「外食」、「宿泊」分野の特定技能評価試験の合格状況とこれから
14業種ある、特定技能の内、技能実習生による移行が当面期待できない「介護」「宿泊」「外食」に関し、他の11業種に先立って特定技能評価試験が実施されました。
その結果と第2回の予定等をお伝えいたします。
(1)介護分野について|特定技能
フィリピンのマニラで2019年4月13日~14日に第1回「介護技能評価試験」及び「介護日本語評価試験」が行われました。受験者の申し込み上限は125人で、応募開始後数時間で上限に達し応募受付終了するという状況でした。
受験人数 | 合格者 | 合格率 | |
介護技能評価試験 | 113人 | 94人 | 83.2% |
介護日本語評価試験 | 113人 | 97人 | 85.8% |
結果は上記の表のとおりで、要件とされる両試験に合格できたのは84人で、合格率は74.3%でした。第2回の試験では、360人(男性91人、女性269人)より申込があり、2019年5月25日~27日に試験が実施されました。
結果は上記の表のとおりで、要件とされる両試験に合格できたのは84人で、合格率は74.3%でした。第2回の試験では、360人(男性91人、女性269人)より申込があり、2019年5月25日~27日に試験が実施されました。
フィリピンでは、第1回の応募が即日受付終了となった反省から試験回数を増やし、2019年8月までに第5回の試験の実施が決定しています。5年間で6万人の受入に向けて、インドネシア、ベトナムなどでの試験実施を増やしていく計画のようです。
また、介護福祉士養成施設修了者は、上記の試験が免除となる運用に加え、一定の要件を満たす介護福祉士試験に合格できなかったEPA介護福祉士候補者も試験が免除となることが新たに発表されました。
(2)外食分野について|特定技能
東京・大阪の国内2会場で2019年4月25日~26日に第1回「外食業特定技能1号技能測定試験」が行われました。外食分野の試験も応募が殺到したため、試験日を一日増やし追加で応募を受け付けました。結果は以下のようになりました。
申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
東京会場 | 390人 | 280人 | 208人 | 74.3% |
大阪会場 | 241人 | 180人 | 139人 | 77.2% |
合計 | 631人 | 460人 | 347人 | 75.4% |
合格者の国籍は、ベトナム203人、中国37人、ネパール30人、その他77人となりました。5年間で5万3千人の受入に向けて第2回は会場を増やし、主要都市7か所で2019年6月24~28日に実施の予定です。
(3)宿泊分野について|特定技能
国内主要都市7か所で2019年4月14日に第1回「宿泊業技能測定試験」が行われました。7会場の定員はそれぞれ、札幌80人、仙台80人、東京220人、名古屋100人、大阪100人、広島80人、福岡100人で、ほぼ全ての会場で定員に達し応募を締め切りました。
受験者数 | 391人 |
合格者数 | 280人 |
合格率 | 71.6% |
7会場での最終的な結果は左記のとおりで、第2回は秋ごろを予定しています。ベトナムやミャンマーでの実施も検討しているとのことです。